Blackberry Key2 購入そして 簡易レビュー
こんにちは。
さて、今回TCL社製のBlackberry Key2 を購入しました。
唯一無二のハードキーボード搭載端末にしてデュアルカメラ、RAM6GB、 Qualcomm Snapdragon 660、Android 8.1 (Oreo) と、ミドルスペックにしてはハイスペックを誇ります。
今回はイギリスより輸入購入しましたので簡易的に レビューしていきます。
①外観
良いポイント
- 角を面とったデザイン
→持ちやすさに繋がっています。
背面は凹凸のあるマット仕様 →滑り止めとなり、裸運用の場合に役に立ちます。
マット仕様のキーボード →前モデルよりも打ちやすくなっていると思います。何よりサイズが大きくなったのがでかいです。
悪いポイント
画面の狭さ →べゼルが太いため、ただでさえ小さめな画面がさらに小さくなります。
カメラの出っ張り →筆者的にはあまり好きでない、カメラのでっぱり 傷がつきやすいのではと懸念しています。
②カメラ
カメラ性能を静止画にて比較していきます。 無印はGALAXY s9+です。
~暗所編~
~風景編~
↓ウォーターマーク無しですが Key2です。 ↓GALAXY S9+
このように、ユーザーの好みが分かれそうなくらい、本モデルのカメラは映りが悪いわけではありません。
暗いところではさすがに写りが良くないですが、明るいところでは十二分に力を発揮してくれています。
③入力(IME)
きっとこちらの機種を購入検討される方にとって最大懸念事項であるはずの入力方法。
Layout for Keyonegが使えない中、一通り使ってみた中から個人的に使いやすい順に掲載していきます。
①Blackberry純正
評価ポイント
- キーボードスクロール可能 →キーボードをダブルタップすることで、入力カーソルを上下左右に動かせる
- 通貨キーをCtrlキーに変更可能 →コピー&ペーストなどのショートカットキーが使える
- 変換候補が必ずキーボード近くに表示される →キーボードを打ちつつ、素早く変換候補にアクセス可能
- 入力中にスペースキーを押すと、候補の最初の言葉を変換確定する。 →デメリットでもあるものの、キーボードの中で一番大きいスペースキーにこの機能があることで入力が捗る。
- 入力補正が一番正確。 →誤ってキーボード入力しても補正してくれるのは一番純正が正確でした。
デメリット
- 変換の文節区切りを変えることが出来ない →変換候補の中に、 文節区切りを変えた変換があるため、そちらを選択
- 先ほど変換したはずなのに、最初の変換候補に出てきにくい学習性能 →英語は学習するが、日本語はある程度しか学習されない。
- キーボードスクロール機能への切り替えが敏感で変換していないのにカーソル移動になってしまう場面が多い →乗り物内での入力にストレスを感じる
- スペースキーでは一番始めの候補以降の変換を選べない。また、エンターキー入力で必ず改行されてしまう。 →変換候補を横スクロールするか、広げての選択。 エンターキーは普段使用しないようになるだけ。
②Wnn Keyboard Lab
評価ポイント
- 他社製キーボードアプリで唯一キーボードスクロールを使える。 →感度も良く、純正とは違って切り替え不要で操作できる。上下には不可。 →変換文節区切りをスクロールにて変えられる。
- 常時タッチキーボードパネルを非表示にできる。 →画面領域を邪魔しない。
デメリット
- 変換候補位置が悪く、入力カーソルの近くにあるため、他候補を選ぶのにキーボードスクロールを使うかタッチしにいかなくてはならない →地味に不便です。
- 変換性能が純正よりひどい。外部変換アプリにGoogle 日本語入力を入れられるが、候補最終にあるため、そこまで行くのが手間がかかる。 →そこにたどり着いてもさらに変換するのにネットにアクセスするためより時間がかかる。
- 通貨キーが使えない →各種ショートカットが使えません。
③Google 日本語入力
評価ポイント
- 変換が一番正確 →日本語入力にとっても一番要となる変換性能が良いです。
- テンポの良い入力レスポンス →変換の項目にも当てはまりますが、サクサク変換が出てきて入力がはかどります。
デメリット
- 文章入力仕切らない内に変換しようとすると、変換候補に表示されている変換とスペースキーでの変換が噛み合っていない →途中まで入力して変換候補の言葉を入力したい場合は画面の候補をタッチしなければならない
- 英字入力の際は候補が出てこずにすべて入力する必要がある。 →いつも打つようなメールアドレスなどを打つときに不 便です。
- 英字入力切り替えがaltキーのみのため、。や~などの記号を打つときにタイミングがずれると記号が打てず、英字の誤入力につながる。 →更には、英字入力のときに必ず顔文字が出てくるので画面を圧迫します。
- 通貨キーが使えない →各種ショートカットが使えません。
- 変換候補がタッチスクロールできない →次々に変換候補を見たくてもスペースキー連打でしか見ることができず、更に5つしか一度に表示されません。
④追記 AquaMozc for BlackBerry
(有料アプリ)
評価ポイント
- Ctrl+POIUが使える →全角半角カタカナなどへ文字種変換を行わずとも行えます
- shiftキーが2つになる →shiftキーは通常片方にしかありませんが、右左側両方に設定可能。同時押しがしやすくなります。
- 変換候補位置が選べる →カーソル位置に変換候補が出るかキーボード直上に出るか自分の使いやすい方を選べます。
- ctrl+B/N/M/$ にて上下左右にカーソルを動かせる →スワイプ操作ができない本アプリにおいてかなり有用性のある機能です。
デメリット
- 値段が高い →使いやすさを考えれば出しても構わないと考える一方、この先ずっとKey2を使わないならば他の無料IMEアプリの方が良いとは思います。
総合的に考えて、無料なら個人的にはなんだかんだで【Blackberry 純正 】が最適解だと思います。
変換もそこまで悪くなく、様々な変換を多様に表示できること、英字入力への切り替えもキー同時押しにより誤入力がないことがこの結論に至った理由です。
なお、一時話題となったSimejiについては、ソフトキーボードオフにしていても常時表示されるため、候補に入れすらしませんでした。 もし機会があるなら試されてみてください。
なお、有料でも大丈夫なら純正を抜いてAqua一択かと思います。
④パフォーマンス
バッテリー持ち やはり物理キーボード部分に電力をほぼ消費しない分、長持ちします。ゲームなどを起動していればもちろん普通に減って行きますが、通常使用において1日~2日は十分に持ちます。
発熱 テレビへのミラースクリーニングや、ゲームアプリなど重い処理を伴う際に発熱があります。端末側面の部分に熱を感じます。排熱については背面のデザインもあり、うまくいっていないのでしょうか。 ポケモンGOおいては夏場ですが、すぐ熱くなりカクカクするのがかなりストレスに感じました。 ケースを併用する場合さらに熱くなりやすくなります。
マルチタスク 複数のアプリをバックグラウンドで起動していると、Twitterの詳細を見るときやLINEのトーク画面を開く時に固まることがあります。しばらくすると表示されますが、RAM6GBといえどもやはり CPUの処理が追いつかないようです。
総評
物理キーボードを求めるなら完璧な機種です。 それ以上にさくさくとしたCPU処理性能、カメラ機能、防水防塵、狭縁液晶などは求めず、ある程度のスペックで良ければ十分な機種です。
以上、 かなり見にくく分かりにくい箇所がありますが少しでも参考になれば幸いです。